会社員×”ひとり起業”はメリットだらけ?

会社員を続けながら“ひとり起業”することをおすすめします。

会社員が起業しやすい環境に

副業を認める企業が増加

「終身雇用」が崩壊するといわれる中、自らのキャリアを切りひらくために、働きながら別の仕事に挑戦する人々も増えてきました。こうした動きが加速している背景の一つに、従業員の副業を認める企業が増えていることが挙げられます。

多様な働き方や人材不足の解消などを目的に、政府は広く副業・兼業を認める政策に方向転換しました。2018年1月、厚生労働省はモデル就業規則を改定し、「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を公開。事前に会社に届けることで、原則認めることとしました。厚生労働省のページに詳しい情報が掲載されていますので、ぜひ一度ご覧ください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000192188.html

私も会社に届けて副業をしている一人です。ただし、世の中の潮目が変わったとはいえ、わが社では副業している社員はまだ少数派です。本業の仕事をしっかりとこなしながら、仕事を続けながら起業することのメリットを周囲に伝え、うねりをつくる一役を担えればと思います。

手軽に起業できる環境が整ってきた

 会社員の方にひとり起業をおすすめする背景に、副業解禁の動きとともに、便利なツールやサービスが充実してきたことも挙げられます。例えばコロナ禍をきっかけに一気に広まったオンライン会議。私もZoomなどで、平日夜のミーティングや、遠方のクライアントとの会議に活用しています。

 ほかにもクラウド会計ソフトも便利です。見積書・請求書の発行から入金の確認まで簡単にでき、仕訳などの会計の専門知識がなくても確定申告をすることができます。

さらに情報発信においても、ブログやホームページ、SNSなど、無料もしくは低料金で質の高いサービスを利用することが可能です。

 おそらく数年前であれば、外注したり人を雇ったりしなければできなかったことが、ひとりでできるようになりました。こうした優れたサービスを利用しない手はありません。

本業に好影響をもたらす

ビジネスパーソンとしての視野・視座を磨く

会社員をしながら自分のビジネスを行う場合、私は“ひとり企業”を推奨しています。なぜならば、ビジネスパーソンとしての視野・視座を磨くことができるからです。会社員の場合、多くの人は営業や経理、製造など専門的な仕事に従事されていると思います。しかし、ひとりでビジネスを行う場合は、マーケティングや営業、経理などすべて自分でこなさなければなりません。こうした過程で新たな分野の知識やスキルを身につけることができ、本業での視野も広がります。

また、確定申告の際には1年間の事業の成果と向き合い、次年度さらなる事業の拡大に向けて、得た利益を何に投資すべきか、などを考えることになります。小規模なビジネスながらも、経営者としての視点が身につき、本業でも自然と視座が高まるのが実感できます。

時間管理

会社員×ひとり企業が本業にもたらすもう一つのメリットとして、時間管理のスキルが高まることが挙げられます。副業をされている方は皆さん同意いただけると思いますが、全く時間が足りません。40代・50代の人はただでさえ仕事や子育てなどに忙しい毎日を送っておられると思います。また体力の衰えとともに、運動や睡眠の時間も確保する必要があります。そうした中で自分のビジネスの時間を捻出するためには、自分の時間と真剣に向き合わなければなりません。

かくいう私は時間管理が大の苦手でした。副業を始める前から、睡眠時間を削って帳尻を合わせる、という生活を続けてきました。ただし、副業を始めたことで体をこわしてしまっては、会社に申し開きができません。そこで、時間管理術の本を読むなどして、本業のパフォーマンスは落とさず、仕事を効率化する方法を模索しています。この件は別の機会に詳しくお話ししたいと思います。

じっくり事業を育てられる

40代・50代は失敗できない?

会社員×ひとり企業が本業にもたらす3つ目のメリットは、時間をかけて自分のビジネスを育てられることです。40代・50代は住宅費や教育費、親の介護費に自分たちの老後資金など、何かとお金がかかる世代。独立し、もし思ったように利益を得られなければ毎日の生活に大きな支障をきたします。

 そこで、できる限りリスクを抑えて自分のビジネスを育てたい、と思う人が多いのではないでしょうか。会社員であれば、安定した立場を生かしながら挑戦することが可能です。もちろん、起業で成功している人のインタビューや書籍を読んでも「ビジネスはそんなに甘いものではない」と書いてあります。そうした方からはお叱りを受けると思いますが、実現した社会や売上などの目指すゴールの違いかなと。会社員をしながら、自分らしく生きるために、ゆっくり楽しみながら自分のビジネスづくりに取り組むというのも、ありなのではないでしょうか。

自分のビジネスの可能性を見極められる

会社員とした安定した立場があることで、安心して失敗できます。「成功するには、最速で失敗を繰り返すこと」とありますが、まさにその通りだと思います。事業がうまく軌道に乗れば独立する、というぐらいでよいと思います。

私も“ひとり起業”を応援するビジネスをしたいと考えていますが、この先はどうなるかもわかりません。自分のペースでじっくりと取り組んでいきましょう。

このブログでは、40・50代の方が人生100年時代を自分らしく生き抜くために、“ひとり起業”を提案するものです。みなさんの不安を解消したり、役に立つな情報を発信してまいます。

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